ダイエット法としても健康法としても朝（午前中）はフルーツしか食べないというものがあります。朝フルーツダイエットって聞いたことありませんか？また、ナチュラルハイジーンという健康法でも朝フルーツは推奨されている食事方法です。
朝食にフルーツを食べるのがなぜいいかというと、果糖がすぐにエネルギーとして使われるということやフルーツに含まれる酵素の働きによって、排泄や代謝がスムーズになるからですよね。ネーミングこそ違いますが、朝フルーツダイエットは酵素ダイエットの別の呼び名といえるんです。
「フルーツは甘いから太るのでは？」という人もいると思いますが、それはちょっと勉強不足。フルーツの甘みの元は果糖というものですが、白砂糖のショ糖とは性質が違って体内における代謝がすぐに行われてエネルギーになるため、体脂肪として溜め込まれにくい性質があります。
朝食の定番であるお米やパンと比べても消化がいいので、胃腸に負担がかからない分、酵素の無駄使いを防げますし、すぐに脳のエネルギーになるということもあって、1日のスタートを切る朝食としてこれ以上ないほどうってつけなんです。
酵素パワーもしっかり利用できる朝フルーツダイエットをやる場合、食べる量や食べ方に気をつけないといけない注意点がいくつかあります。注意点を守らないとフルーツの良さや酵素を摂取できなくなるので意味がなくなりますから気をつけてください。
◎ 基本は朝食をフルーツにすること。フルーツジュースでも可。
◎ ただし、「生」で食べること。ドライフルーツや缶詰、市販のフルーツジュースはNG。
◎ 夜のデザートとして食べるのはNG。
◎ フルーツを酸化させない。酸化したフルーツは栄養価が落ちます。
一番おすすめの酵素たっぷりのフルーツは「バナナ」です。カロリー、タンパク質、ビタミンA、カリウムなどを効率よく摂取できるからです。
ほかにも、酵素パワーに定評があるフルーツには、
◎ バナナ・・・黒く傷みかけのものに多く含まれます。腹持ちがいいです。
◎ パパイヤ・・・青く未熟なものに多く含まれます。ビタミンCも豊富
◎ キウイ・・・乳酸菌並みの整腸作用あり。グリーンキウイに酵素多し。
◎ パイナップル・・・舌がピリピリするほどの酵素力が魅力。
マンゴー、リンゴも酵素が豊富なフルーツとして有名です。病気になったときにりんごのすりおろしを食べた経験がある人もいると思いますが、野菜にしても果物にして、すりおろすことで酵素力はさらにアップします。
酸化というのは、リンゴなどを切ってそのままにしておくと空気に触れて茶色く変色するのはご存知だと思いますがあれが酸化です。酸化すると酵素だけでなく、ビタミンなど他の栄養素も破壊されてしまいますから、保管する際はフルーツを酸化させないようにしないといけません。
フルーツはその食物酵素により、消化酵素を助けてくれるだけでなく、ビタミン・食物繊維が豊富なので、美容面や体の浄化といった効果も期待できますから、ダイエット目的でなくとも美しく健康でいたい女性にとっては食べて損することはないはずです。
朝食をフルーツ＋ヨーグルトにする。
ジューサーで絞った生ジュースを飲む。
酵素飲料を飲む。
というのが朝フルーツダイエット（＝酵素ダイエット）の基本です。酵素をたっぷり摂取できるからといって、3食すべてフルーツというのは食べすぎですし、栄養バランスが崩れて逆に弊害もでてくるのでこれは止めてくださいね。
朝はパンとコーヒーといったような酵素を全く摂取できない朝食をこれまで続けていた人は朝フルーツに切り替えるだけで、頭の冴えや体の軽さが全然違ってくるはずです。難しいことは特にないと思うので是非試してみてください。
