太りやすい体質というのは先天的なもの(お母さんがつわりがひどくほとんど食べられないという状態だったりすると胎児は少ない栄養からより吸収しようという体質になる)もありますが、生活習慣が原因で太りやすい体質になってしまうことのほうが多いです。
太りやすい体質というのは摂取したエネルギーを消費する「基礎代謝量」が少ない体質のことでおもに筋肉量によって変わってきます。つまり、筋肉量が少ない人ほど太りやすく、逆に高い人ほど太りにくいということになるんです。
若い女性に多いんですが、ダイエットというと、体重の数値を落とすことだと思っている人がいます。体重を目安にしてしまうことの怖いところは、減量したものが脂肪なのか筋肉なのかがわからないということです。
例えば、筋肉は脂肪より重いので筋肉が落ちると体重は減ります。しかし、筋肉量が落ちるということは基礎代謝が落ちて太りやすい体質になっているということですから、ここで喜んで食事を食べてしまうと一気に太るわけです。
これがいわゆるリバウンドの仕組み。脂肪ではなく筋肉を落としてしまうとリバウンドする太りやすい体質になるだけなんです。
だからダイエット中は食事制限で炭水化物は減らしても筋肉の材料となるタンパク質はしっかり摂取して、なおかつ筋トレをして筋肉を維持しないといけません。
太りやすさを左右するこの基礎代謝量は残念ながら加齢とともに低下していくものです。
年齢別の基礎代謝基準値のグラフがあるので紹介しておきますね。
◆ 年齢別の基礎代謝基準値(1日あたりの体重1kgあたりの基礎代謝量)
厚生労働省日本人の食事摂取基準2005年版
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
15歳~17歳 | 27.0 | 25.3 |
18歳~29歳 | 24.0 | 23.6 |
30歳~49歳 | 22.3 | 21.7 |
50歳~69歳 | 21.5 | 20.7 |
この表が何をいっているのかもう少しわかりやすくすると20代の時と40代では、同じカロリーの食事であっても1年経てば40代のほうは体脂肪で約3kg分太るということです。いつまでも若い頃と同じように食べていると40代を過ぎてから一気に太りだすのはこういう理由からです。
この下がっていく基礎代謝をキープするために必要なのが、筋肉なのです。
もうひとつ筋肉ほどではないですが基礎代謝をあげる方法があってそれが酵素です。酵素ダイエットでは酵素を積極的に取り込むわけですが、それをすることで代謝酵素を活性化させることができるので自然に新陳代謝をアップさせることができます。
酵素ダイエットで労せず太りにくい体質に体質改善できるわけですね。
太りやすい体質を左右する基礎代謝量を増やすには筋肉量を増やすということは欠かせません。だからトレーニングをして筋肉の割合を増やすというのが基本中の基本です。
それをさらに促進するという意味で有効なのが酵素を積極的に摂取していくということ。酵素飲料を飲んでもいいですし、生野菜やフルーツ、発酵食品でもいいので、酵素を含む食材を普段の食事で食べる、あるいは飲んでいくようにします。
酵素を意識して献立を考えると勝手にカロリーコントロールされた食事になりますから面倒なカロリー計算をしなくていいという点もポイントです。筋トレ+酵素で太りやすい体質を改善していきましょう!